補助金・助成金

(注意)助成金・補助金に関しては毎年ルールが変化します。詳しくは必ず最新の情報を確認願います。

「助成金・補助金」について詳しく知らない方でも、名前は聞いたことがあり、国や市町村など行政から返済不要のお金が貰えるといったイメージを持った方が殆どかと思います。
それでも大きく外れていませんが、もう少し補助金と助成金の違いを確認しておきます。

助成金と補助金の大きな違い

どちらも受給が認められば、返済不要なお金がもらえる点は共通ですが、大きな違いがあります。それは、助成金は受給要件を満たしていれば、申請を行ったものは原則受け取ることが出来ることです。

一方、補助金に関しては受給要件を確認し申請をしても、審査に通過しなければ受け取れないという点です。つまり、補助金の必要性や予想される成果を示して、他の会社と競い合う形になります。その為、一般的に補助金の方が、取得する難易度が高く、手間も多いと思って良いでしょう。

なお、どちらも受け取りに関しては後払いになります。その為、とりあえずは助成・補助の対象への支払いは自己資金で賄う必要があります。

また、「助成金」は主に厚生労働省ま関連のものが多く、「補助金」は主に経済産業省関連のものがメインになります。さらにどちらも、各地方自治体で独自の支援を行っています。

助成金とは

助成金は厚生労働省関連のものが多く、「人材育成」や「労働環境の改善」などの分野への施策に対する支援がメインになります。
2019年2月現在、良く知られている助成金としては「人材開発支援助成助成金」があります。

人材開発支援助成金

事業主等が雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。

補助金とは

補助金は、経済産業省関連のものが多く、設備投資や研究開発の促進など「事業の強化」に関連する施策に対する支援がメインになります。
2019年2月現在、良く知られている補助金制度として、「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」「IT導入補助金」があります。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称:ものづくり補助金)

中小企業・小規模事業者が取り組む生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等の経費の一部を補助する制度です。

調剤薬局×ものづくり補助金に関する記事はこちら
なお、最新情報は中小企業庁ホームページなどから確認してください。

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者の事業の持続的発展を後押しするため、小規模事業者が、商工会・商工会議所の支援を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って取り組む販路開拓等の経費の一部を補助する制度です。

経営計画に基づいて実施する販路開拓等の取り組みに対し、原則50万円(補助率2/3)を上限に補助金がでる制度です。対象が「小規模事業者」(原則、従業員が5名以下)に限定されているもの特徴です。
使い勝手の良い補助金で、ホームページ作成や販促活動(チラシ・広告代)などに活用されています。

薬局×小規模事業者持続化補助金に関する記事はこちら
なお、最新の情報は商工会議所ホームページより確認してください。

IT導入補助金

中小企業・小規模事業者が、業務効率化・売上アップに必要なITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する経費の一部を補助する制度です。

IT導入補助金とは、正式名称を「サービス等生産性向上IT導入支援事業」と言い、中小企業・小規模事業者等がITツールを導入する経費の一部を補助することで、中小企業・小規模事業者等の生産性の向上を図ることを目的として、2017年度(平成28年度補正予算)から行われている制度です。

但し、どんなITツールでも対象になるわけではなく、IT導入補助金事務局のサイトに補助対象として公開されたITツールのみ対象となります。

2018年度(平成29年度補正予算)は大幅に予算が拡大されたものの(100億→500億)、補助上限が100万→50万に下がった影響か、思った程の応募がなく3次募集まで行っていました。
なお、最新の情報はIT補助金ホームページよりご確認ください。

 

 

 

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