【オンラインセミナーのチケット販売】パスマーケットが便利です

マーケティング

新型コロナウイルス感染拡大により、特に旅行業や飲食業の苦境を耳にしますが、私自身も教育関連の出張セミナーが実施できなくなり、今年からオンライン開催を余儀なくされました。

当初は、集客面や運営面で不安がありましたが、Zoomに代表されるオンライン会議アプリの使用が一般の方にも浸透してきたこともあり、実施するハードルが主催者・利用者双方ともかなり下がったことは、新コロナ禍における良い意味での変革だと思います。

一方で、初めてオンライン開催を行う際に面倒な点として、個人向け販売において事前決済をどのように行うかという点があります。
個人事業や中小企業において、自社サイト内で決済システムを導入するには、費用面でも技術面でも色々ハードルがありますし、かと言って物販のように、様々なECサイトが存在するわけではありません。

それでも、今では外部サービスを利用した様々な便利な決済サービスが安価で提供されています。
今回は、その中でも便利な「パスマーケット」について、特にオンラインでイベントを開催している方向けに使用経験を踏まえてご紹介したいと思います。
(なお、当記事はいわゆるアフリエイト目的のものではありませんので、最終的な評価は各自の責任でお願いします。)

パスマーケットとは

パスマーケット(PassMarket)とは、Yahoo! JAPAPNが運営しているデジタルチケット販売サービスです。https://passmarket.yahoo.co.jp/

販売されているチケットとしては、ライブや動物園・水族館やテーマパークなどのアミューズメント施設での事前チケット販売はもちろん、最近はZoomによる配信イベント等にも利用されており、オンライン・オフライン問わず様々なイベントのチケットを購入することができます。

今回は特にオンラインセミナー開催において、主催者側がチケット販売に利用したケースについて記事にしたいと思います。

どんなことに利用できる?

小規模のセミナーでは、当日現金決済を行っているケースも多々ありますが、新コロナ禍でのオンライン開催となると、どうしてもオンラインでの決済が必要になります。
その点、パスマーケットは面倒な審査等もなく、参加者の管理や事前のオンライン決済も簡単に行える大変便利なサービスです。
また、セミナー参加者の管理や連絡も、当然ミスも許されないことから結構面倒な作業になりがちですが、この点もパスマーケットを利用することで非常に楽に運営することができます。

↓パスマーケットでのイベント説明画面

パスマーケットの良いところ(メリット)

同様なチケットサービスは他にも様々なサービスが存在しますが、自身の感想や他社との比較も込めてパスマーケットの良いところを挙げてみます。

事前登録や審査なしで、すぐにチケットサービスを利用できる

有料でのチケット販売となると、事前に審査があったり、法人や事業として行っていないと出来ない場合もありますが、パスマーケットに関しては、個人でもサービスを利用することが可能です。

また、基本的に決済手数料以外の費用がかかりませんので、維持費も気にせず利用できます。(2020年8月現在)

個人サイトでも利用出来る決済方法としてPayPalも人気がありますが、とりあえずチケット販売を初めてみたいという方でも、思い立ったらすぐに有料販売が始められるのは非常にありがたいです。

Yahoo!JAPANブランドによる知名度・安心感

これは、イベント主催者・利用者双方において良い効果をもたらしてくれていると思います。
ネット経由の情報から自社セミナーに関心をもって頂いても、知名度がないサイト経由ではどうしてもカード決済するまでの不安感はぬぐえません。その点、Yahoo!JAPANが提供しているサービスという安心感があると、申込者への心理的不安感もだいぶ低くなるでしょう。

チケット発行手数料が安い

無料イベントに関しては無料でサービスを利用できますが、有料チケットに関しても、決済手数料3.24%と業界内では業界最安レベルでサービスを提供してくれています。(2020年8月現在)
キャッシュレス決済の知識のある方であれば、この手数料の低さはありがたいですね。
他にも、事前決済することによって、いわゆるドタキャンや無連絡での当日欠席による損失も防ぐことができます。

申込者への一斉メール通知や個別通知も簡単

セミナーを運営していると結構面倒なのが、参加者へのメール連絡です。特にメールアドレスの管理や、連絡漏れがないか等、地道に行うとすると結構神経を使いますし、手間もかかります。
この点、パスマーケットを利用すると、参加者への一斉メールも簡単に行うことができますし、参加者個別にメール連絡することが可能ですので非常に便利です。(もちろん、履歴も残ります)

他にも、参加者一覧情報もダウンロードできるので、自分で参加者をエクセル等で管理するような手間も省くことができます。

パスマーケットで改善してもらうと嬉しいところ

良心的な手数料を考えば、十分なサービスを提供して頂いていると思いますが、できればもう少し改善して頂くとありがたい点もいつくか挙げたいと思います。

販売毎のチケット販売通知がない

中には販売発生毎に通知が届くサービスもありますが、パスマーケットについては、主催者側への販売発生毎の連絡はきません。その代わりに、販売実績があった翌日に販売実績レポートが届きます。
但し、販売初日や締切日などリアルタイムの販売状況が気になるときは、自身で管理画面より確認しにいくことは可能です。

自動返信メール機能がちょっと物足りない

ワードプレスでコンタクトフォームを使っているときは、自動返信メールを有効に使用していましたが、パスマーケットについては、自動返信メールを自由にカスタマイズ出来ません。特にオンライン開催では、ZoomURLやパスワードを事前に送る必要がありますが、改めて全員通知等で送る必要があります。

ここは是非、機能を追加して頂くとありがたいですね。

参加者がメールアドレスを間違うと連絡が取れなくなることも

パスマーケットのサービスに限ったことではありませんが、カード決済で購入が済んでいるのにも関わらず、入力頂いたメールアドレスが間違っていると、その後のZoomのURLや入室パスワードの連絡が出来なくなる場合があります。

私自身も主催者として実際に経験があり、以前に無料セミナーに申し込みして頂いた方だったので、その後連絡ができ事なきを得ましたが、有料のセミナーだとトラブルになる恐れがあります。

このような防止策として、サイト内にてメールアドレスの間違わないように十分に注意喚起を行うこと、一定期間連絡がなければ問合せして頂く旨を記載しておく、等が求められます。

集客は自社サイトで行うことが基本

パスマーケット内でのイベント掲載を希望すると、サイト内でのイベント検索にもヒットし、パスマーケット内における宣伝効果や集客もある程度期待できます。

但し、ショッピングサイトのように頻繁にチケットを探して訪れる方はまず多くいませんので、基本的には決済や参加者管理のために利用し、集客についてはオウンドメディアやSNSなどを使って自分たちで行うことが求められます

まとめ

自身の使用経験をもとに、パスマーケットの特徴についてまとめましたが、オンラインでのイベント開催を検討している方にご参考になれば幸いです。

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