【キャッシュレス決済】ペイペイ(PayPay)を実際に使ってみました。

マーケティング

GW明けに「キャッシュレス決済」に関する勉強会を行うにあたり、実際に新しいキャッシュレス決済方法を試してみました。(診断士としては、既に出遅れ感はありますが・・)
とりあえずは、テレビCMにもかなり力を入れている「ペイペイ」でのスマホ決済から。

今回は(事業者側ではなく)個人利用者サイドの立場で、その登録・利用へのハードルを体感するため、敢えて事前に色々調べずに登録から実際の利用までを行い、気になった点を記録に残しておきたいと思います。

Google playで「ペイペイ」アプリをインストール

とりあえず、始めたいと思った時に何をするかといえば、Google等の検索エンジンで検索するはずです。公式情報であること確認し、Google playでアプリのインストール。
ここまでは、スマホを日頃使っている人なら、ほぼスムーズにいけるでしょう。


↓無事インストールできると、スマホ上にPayPayのアイコンが登場します。

個人の認証。とりあえず5分で利用できる状態に

次に個人の認証が必要になります。
私は、Yahoo! JAPANのwebメールを長年利用していますので、Yahoo!JAPAN IDで認証しました。

さらに電話番号の登録も必要ですが、実は契約しているスマホはSIMフリー・電話番号なしでの契約なので、別に保有しているガラケー番号でCMS認証しました。(IP電話機能も追加していましたが、CMS認証には使えません)

携帯にCメールで届く認証コードを入れると、これでもう「PayPay」が利用できるようになります。

ここまでは、割と誰でもスムーズに進むことができると思います。実質5分でいけるでしょう。
初回登録時に500円分がプレゼントされますので、コンビニでジュースやパン等の購入程度なら、すぐに始めることができます。

しかし、ここからチャージできる状態にするまでに、スマホ決済初心者にとってやや高いハードルがあります。

クレジットカードの登録?

実は、今回のペイペイの設定で、一番面倒でわかりづらかったのがこの部分です。

事前の情報では、Yahoo!JAPANカードor銀行口座以外はチャージできないという情報と、クレジットカードもVISA、マスターならできる?使える?ような情報がありました。

実際にマスターカードを登録してみましたが、やはりクレジットカードに関してはYahoo!JAPANカード以外はチャージに使えないことがわかりました。(2019.5現在)

この時登録したマスターカードの使用用途はチャージではなく、簡単に言うとPayPayを経由して結局カードで買い物するのと同じことのようです。
チャージされているPayPay残高の代わりに、PayPay経由でカード使用で支払うと、ポイントもPayPayとカード会社の2重取得が出来るそうですが、正直私には、デリケートなカード情報をスマホに入力し、わざわざそのような買い物をするメリットがあまり感じられません。(高額還元キャンペーンも終わっていますし)
但し、店舗側から見れば、今のところペイペイ経由なら手数料負担なしで利用できるので、普段カードを利用するような単価の高い購入も取り込める可能性はあります。

また、既にクレジットカードも複数保有しているので、PayPayの利用の為に新規でYahoo!JAPNカードを作成するのもハードルがかなり高いですね・・

結局、一度登録したカード情報は後で削除しました。

チャージ用に「ゆうちょ銀行」の口座を登録

チャージ用の銀行口座については、とりあえず「ゆうちょ銀行」を選びました。

今後もPayPayを永続的に利用するかどうか未定の状態で、スマホを紛失してしまった時の不安もあるので、メインでは使用しておらず、ほぼ小遣い程度の残高しかない「ゆうちょ銀行」を選択しました。
(なお、地方銀行では登録できるところは多くありませんが、新潟県では「北越銀行」は登録できます)

預金払い用の口座の登録に進むと、まずYahooウォレットの管理画面が出てきます。
ここで、Yahooウォレットを知らない人は、ストレスを感じて離脱してしまう可能性があります。

Yahoo!JAPAN IDで登録を行えば、銀行口座の選択画面になります。
詳しい登録方法は割愛しますが、手元にキャッシュカードと、ATMで使用している暗証番号さえわかれば、5分以内には手続き可能でしょう。

銀行口座の登録が終われば、チャージは簡単

銀行口座の登録が終われば、チャージは簡単でした。トップ画面→「チャージ」を選択すると
チャージ方法に「ゆうちょ銀行」が設定されているので、あとは金額を決定し、チャージするだけです。

これで、初回登録の500円プレゼントと合わせて残高は1500円になりました。

実際にコンビニで使ってみた。

今のところ、近所にあるコンビニではローソンとファミリーマートで使えます。(2019.5現在、残念ながらセブンイレブンでは使えない)

そこで、敢えて使い方を調べないままコンビニへ(一応空いてる時間帯に)
店員さんにどうしたら良いか聞くと、アプリを立ち上げた時に表示されている時限バーコードを提示してくれればOKとのことでした。

提示後、バーコードリーダーで読みとってもらい、支払はあっさり終わってしまいました。これだと確かに小銭を使わなくて済むので、楽に買い物ができます。このように、いわゆる「ストアスキャン方式」で利用できるコンビニ等の店舗では便利に使えます。

また、購入履歴も後から簡単に確認することができます。

なお、今は20%還元キャンペーン中ですので、買い物の度にPayPay残高をGETできます。

感想。車社会の地方ではSuica代わりに使えるかも

とりあえずの感想として、高齢者やスマホリテラシーの高くない方の場合は、自分一人で登録するのは少しハードルが高いかなと思いました。

特に「Yahoo!マネー」「Yahoo!ウォレット」の言葉が出てくると、ヤフオクをやっている人以外にはかなり知名度が低いので、ここで敏感な人ほど、登録をためらってしまう方が多いと思います。

また、やはりチャージできるカードがYahoo!JAPANカードだけなのが残念なところ。VISA、マスターのクレジットカードも登録できますが、ポイントマニアでなければ、イマイチ登録するメリットがわかりづらいです。(だったら、最初からカードで決済すればいいんじゃないかと思ってしまいます。)

一方で、実際の店舗での少額決済については、店舗側でのバーコード読み取り形式の場合は、非常に簡単で便利でした。事業者側も利用者側も慣れてしまえば、Suicaのような交通系決済サービスと同じように使える可能性があります。

特に、交通系カードのチャージ機会が少ない車社会の地方都市では、結構便利な決済手段になるかもしれません。

現在、個人利用者側はポイント還元の大々的キャンペーン、事業者側も導入費用・手数料ともに0円キャンペーン中なので、導入するメリットが数多く存在します。
ただし、そのようなキャンペーンもずっと続ける訳にもいかないでしょうから、中長期的には特に利用者側にどのような(金銭面ではなく)利便性を享受できるかが、今後も普及していくポイントかと思います。

スマホ決済業者は現在乱立状態で、むしろそれが原因で利用を控えている消費者は多いと思います。(どこが勝ち組になるか様子見で)
それでも、将来的には一つぐらいスマホ決済手段を持っていると、何かと便利かもしれませんね。

また、ペイペイは、国際的にもスマホ決済最大手の「アリペリ」にも対応しているのも、他のスマホ決済との大きな違いかと思います。利用者側は勿論、事業者側も中国人客への対応の際に便利になるかもしれませんね。

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