2019/4/13、当サイトは「さくらサーバー」から「Xサーバー」に引っ越し(移行)しました。
とりあえず仮契約して、先に別サイトの引っ越しを行いましたが、思った以上に「Xサーバー」の満足度が高く、本契約するとともに、合わせて当サイトも「Xサーバー」への引っ越しとなりました。
今回は備忘録的に、その経緯を記事にまとめました。
さくらサーバーからの引っ越し(移行)を決断したきっかけ
本当はわざわざ移行作業は行いたくなかったのですが、色々な理由が重なり、引っ越しを決断することになりました。
アクセス集中時に503エラーが出てしまう。
このサイトとは別に「さくらサーバー」で運営しているサイト(医薬品 登録販売者DX)では、受験対策向けの情報提供も行っていますが、試験日直前にアクセス数が急増した時、503エラーがでてしまうことがありました。年間数日程度ですが、中長期的にみてもサーバーへの負担が気になることろでした。
普段から記事の応答が遅い
503エラーの他にも、日頃からアクセス時の表示速度の遅さが気になっていました。どんなに記事の作成をがんばっていても、表示速度が遅ければ直帰率増加につながり、当然アクセスも減ってしまいます。
表示速度については、テーマの小細工程度では大き改善は見込めず、SEO対策的にもよろしくない上に、作業ストレスも相当ありましたので、いち早く改善したいところでした。
低速旧サーバーのサイトを高速新サーバーに移行できなかった。
ネット上の評判でも、さくらサーバーは、Xサーバー等と比べて遅い遅いと言われていましたが、2018年4月より高速化サーバーが登場しました。
そして、既存の契約者にはプランを再契約して、旧タイプのサーバーからの移転を促すためのキャンペーンが行われていました。しかし、ここでも「データ移行、WordPressの再設定は自分で対応」する必要があり、これが大きな足かせになって、すぐに飛びつけたユーザーは限られていたと思います。
↓さくらレンタルサーバーHPより
旧タイプのサーバーも、そのうち機器の更新で新構成のサーバーにいずれ移行されるだろうと淡い期待を持っていましたが、結局丸1年経過した現在も、全くそのような動きはありません。その為、サイトの高速化を実現する為には、新構成サーバーを新たに契約し、自力で旧タイプサーバーから新構成サーバーにデータを移行する必要がありました。
結局この移行作業に、2週間ほど試行錯誤しましたが、1Gほどの比較的情報量の多いサイトだったため、新サーバーへのデータインポートがタイムアウト等でうまく行えませんでした。問題解決の為、更にSSHの利用や.htaccessの書換え等、不慣れな作業を次々と強いられましたが、結局うまくいかず断念することになりました。
こうして、新旧さくらサーバー間で引っ越しができないと、新サイトを既に新サーバー側に作成してしまったので、結局両方のサーバーを契約し続けなければならず、さくらの価格的メリットがなくなってしまいます。
そこそこ高速化されたサーバーでも個人的には十分だったので、簡単にさくら間で引っ越しができれば、手間のかかるサーバー移転をする必要はなかったのですが・・・結局これが一番の引っ越し理由になります。
引っ越し先にXサーバーを選んだ理由
さくらレンタルサーバー契約も10年近くなりますが、当時のレンタルサーバーとしては、値段も手ごろで人気が高く、新規で契約した方は多かったはずです。当時はまだサーバーに関する評判も少なく、WordPress初心者向けの本を読み、それに倣って契約しました。
しばらくは不自由を感じることなく使用していましたが、その間にレンタルサーバー業者も新設や淘汰が進んでいました。そして、ワードプレスの反応の遅さが気になりだし、ネットで他社サーバーの情報を色々調べはじめると、「隣の芝生は青くみえる」状態になっていきました。
そして、どこのレンタルサーバーに引っ越しするかになりますが、価格面よりも、性能面や操作性を重視した場合に、老舗のXサーバーと、新興のMixhostあたりが候補になりました。
身近なユーザーからの評判
サーバー移転を意識してからも、ワードプレスの利用者との交流機会が結構ありましたが、やはり「速さ」の面では、Xサーバーの良い評判は間違いないようでした。実際に引っ越し先として使用している方が多いのを知ると、いざという時に相談しやすいかな、とも思いました。
ネット上での評判も上々
「レンタルサーバー 引っ越し」「ワードプレス サーバー移行」などで検索すると、Xサーバーに関する記事が沢山でてきます。(アフィリエイト記事であることを差し引いても)やはり肯定的な内容のものが殆どで、評判の良さが伝わりました。しかも、さくらサーバーからの移行に関する記事も多くありました。
ワードプレス簡単移行機能がついていた
ネット上では、うまくいかないケースも紹介されていましたが、さくら間のサーバー引っ越しがうまくいかなかった手前、まさに「藁にもすがる思い」でしたので、是非試してみたい機能でした。
これが結果的にうまく行きました。十何時間も苦労していた挙句にうまく行かなかった移行作業が、やっとこれで前進することが出来ました。
Xサーバーに引っ越し(移転)した感想
評判どおり、Xサーバーは体感的に早かった
記事の更新時のヌメッとした「間」が無くなり、体感的にサーバー応答が早いのが明らかでした。今までとはくらべものにならない位、スピードが速くなっています。
なお、登録販売者DXのpage speed insightsの計測では、モバイル31→43、パソコン71→83に向上していました。
コントロールパネルの操作性に優れている
これも、さくらサーバーの従来版のものしか利用経験がなく、他社のものと比較する機会がなかったのですが、さくらに比べると圧倒的に使いやすく、設定も直感的に行うことができます。
SSL化も簡単だった
これもさくらサーバーに比べ設定が簡単に行えました。基本的にワンタッチです。
さくらサーバーの場合のように、プラグインを使用しなくても常時SSL化が実現できます。
まとめ
結局、Xサーバー押しの内容ばかりになってしまいましたが、さくらレンタルサーバーも、さくらのブログや、以前ホームページビルダーで作成したサイトがまだ残っているため、従来の低速サーバーだけ契約を残していくつもりです。(できれば今後、設備更新で高速化してもらいたいですが・・・。他に、WordPressを使った子供向けHTTP/CSSのWebプログラミングの勉強会に使用しようと思っています。)
さくらサーバーも、高速化された新構成データベースなら、スモールビジネスレベルなら十分な速度ですので、価格面のメリットから、新規の方は選択肢の一つとして考えても良いかと思います。
但し、サイトの引っ越しはホントに骨の折れる作業です。特に今回は、さくら同士での移行がうまくいかず、一つのサイトを引っ越しするのにかれこれ3週間位かかってしまいました。これに常時SSL化でトラぶっていたら、さらに時間がかかっていたでしょう。
今後は、他社も含めて、Xサーバーのような簡易移行できるシステムが整ってくるかもしれません。それでも付随する独自ドメインの移管やネームサーバーの変更等も加えると、サーバー引っ越し作業はWeb管理者にとって大きな負担になります。
もし、本気でブログやホームページを運営し、記事の作成に専念したいとうのであれば、月々数百円の出費の差はケチらずに、高スペックで将来性もあるサーバーを選んだ方が良いというのが個人的感想です。
そんな中、(法人向けだけではなく)個人ユーザー向けにも十分なスペックやサービスを提供し、利用料金も手頃でコスパも良好なXサーバーを選ぶのも賢明かもしれませんね。
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