セブンコーヒーの凄いところは、実は「紙コップ」かもしれない。

商品開発

仕事で車で移動することが多いため、食事やトイレ休憩等で良くお世話になるのが「コンビニ」です。

地域内にドミナント出店しており、店舗数が多いセブンイレブンを利用するが多いです(恐らく90%以上)が、良く購入する商品に、手軽にドリップコーヒーが飲める、いわゆる「コンビニコーヒー」があります。

飲食物なので、当然個人の嗜好は様々ですが、他社のと飲み比べても、個人的にはセブンイレブンのコーヒーが一番おいしいと思っています。

しかし、今回の記事の中で最も注目したいのは、味ではなく「コーヒーカップ」の工夫と「温度」です。

特に時間がないときは、買ったコーヒーを飲みながら運転することが当然あります。さらに移動時間と昼食兼ねたい時は一緒に食事まで済ませてしまうことも。(勿論、安全運転できる範囲で)

この際、他社のコンビニコーヒーを利用して気付いたことに、「カップが熱すぎてとても持ちながら運転できない」「熱すぎて運転しながら飲めない」ということがありました。

また、最近キャンペーンで、いわゆるGMS(総合スーパー)のドリップコーヒーをサービスで貰ったことがありましたが、この際に食品売り場から重い買い物袋を持ち、なおかつ淹れたてのドリップコーヒーを持って駐車場に戻るまで、カップが熱すぎて苦労した経験があります。

その点、セブンイレブンのコーヒーは、ドリップ直後に持ちながら運転しても、火傷することもないですし、特段コーヒーがぬるいと感じることもありません。

良く見ると、他社のコンビニと異なり、セブンイレブンのコーヒーカップの表面に凸凹がついており、コーヒーカップ表面の温度が高くなりすぎないように工夫されているようです。

実は、同じような顧客視点に立った配慮を、同様にコンビニで販売している、塩だれの焼き鳥やシュークリームについても同様に感じることがあります。

あくまで個人的な推測ですが、恐らく、セブンイレブンで販売している商品は、タレや、シュークリームの中身など、車内で食べてもこぼれないように、分量や流動性など様々工夫が行われていると思っています。

他社製品では何度か経験があるですが、運転車内で液を垂らしてしまったり、クリームがこぼれてしまうことがあり、その場合は不愉快になるばかりでなく、まず二度と同じものを買う気が起きません。

その点、セブンイレブンの商品には、購入者が知らない所で、様々な試行錯誤や工夫がなされているなと、関心させられることが多いです。

このように、一番の訴求要素(この場合は「味」)だけでなく、多面的に顧客メリットを意識することも、中小企業診断士として常に忘れないように心掛けたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました